4回目のコロナワクチンは接種する?接種しない?

カナダでも4回目のコロナワクチン接種が始まって暫くになるが、これまではほとんどの州に於いて高齢者のみを対象としていた。それがここに来て第7波の到来を受け、一部の州では接種対象年齢が引き下げられ、当地オンタリオ州でも18歳以上の成人全員が接種できるようになった。

症状が軽ければ検査も隔離も療養も全て自宅でするのが原則になった今、感染が判明したところで市や州への連絡義務も無い為に、以前のように毎日の新規感染者数がニュースになったりせず、誰もがコロナに対しての危機感をほぼ失っているというのが現状。

そうしている間にカナダも第7波を迎え入れてしまい、私も初めてコロナに感染した。

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一部の州で対象年齢が引き下げられた4回目のワクチン接種

お隣りケベック州では5月から全成人を対象に4回目の接種のスタートさせていた中、私の住むオンタリオ州を含め、国内他州では高齢者以外はずっと待ちぼうけを食らわされていた。

ところがここに来ての第7波到来により、ケベック以外の一部の州でも対象年齢が引き下げられ、それまでは50歳や60歳という数字が基準となっていたのが、オンタリオ、ブリティッシュコロンビア、ニューブランズウィック等、18歳以上の成人を対象とする州(一部では12歳以上)が増えて来たようだ。

参考記事:Who is eligible for a 4th COVID-19 vaccine dose? A province-by-province breakdown – CBC

オンタリオ州の場合、18歳以上で、3回目の接種から5ヶ月以上が経過していれば4回目の接種が受けられる。

ただ、健康面で特に異常が無い60歳以下の人の場合は、「3回の接種により十分な抗体を維持していると考えられる為」、今回新たに含まれた対象者についても、秋が来るのを待って4回目の接種を受けるようにと州の保健部門では勧めている。

同時に、ここで注意が必要となるのは、3回目の接種から5ヶ月が経過していても、私のようにその後コロナ感染を経験しているケースについては、感染から3ヶ月以上過ぎていることが4回目接種の前提条件となっている点だ。

一部メディアで報道され始めたワクチン接種による健康被害

コロナワクチンが感染を防ぐものではなく、万一感染した場合の重症化を防ぐものであるとするのが、これまで報道などを通じて聞かされていたものであり、3回の接種を済ませていた自身がコロナに感染したからと言ってワクチンの有効性を疑うようなことは無く、軽症で済んだのもワクチンのおかげなのだろうと思っている。

それでも、近頃一部のメディアがワクチン接種に起因して発生した健康被害(「ワクチン後遺症」)について取り上げる報道内容を見かけるようになり、その具体的な症状を画面を通じて知ってしまったことで、私も幾らかは恐怖感を植え付けられ、今後再度ワクチンを接種することに対して不安を覚えるようになったのもまた事実だ。

 

私個人は、まだワクチンが普及を始めたばかりの頃、健康被害に関するデータが全く揃っていなかった状況でも、後遺症が出てしまったならそれでも仕方無いと割り切って接種を受け、それは2回目と3回目の時も同じだった。

ただ今になって考えてみれば、当時は接種による後遺症の具体像が見えて来なかったのと、感染した場合の症状の度合いについても想像するのが難しかったせいで、いい意味で割り切れることができていたようにも思う。

では、実際にコロナウイルス感染を経験し、4回目の接種が受けられるようになった今、私はどのように判断するべきなのだろうか。

カナダに於けるワクチン接種率

日本以上に「反ワクチン」のムーブメントが大きく、これまでにも各地で大規模のデモが起きて来ているカナダでは、3回の接種を済ませた人の割合が日本よりも低く、国全体で49%(日本は62%)、18歳以上の人口に絞っても59%しか無い。

地域差も大きく、中でも保守層が強いアルバータ州では、全人口の38%、18歳以上の48%となっていて、接種率の低さが特に際立っている。去年末まで住んでいた州都エドモントンでは、ご近所さん達とおしゃべりをするのでもワクチンについて話題にしづらい雰囲気さえあったように思う。

ちなみに、私が現在住んでいるオンタリオ州の数字はと言うと、州全体の50%、18歳以上では60%の人が3回の接種を完了しているそうだ。つまり全国での平均値とほぼ同水準にあると言える。

ワクチンは重症化だけでなく感染からも身を守る?

私自身はこれまでの報道を見て、ワクチンがただ発症した際に重症化するのを防ぐ効果があるとしか思っていなかったのが、最近になって日本の厚生労働省のウェブサイトを見ていたところ、以下のような記述があるのを確認した。

Q:日本で接種が進められている新型コロナワクチンにはどのような効果(発症予防、持続期間等)がありますか。

A:日本で接種が行われている新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症を予防する高い効果があり、また、感染や重症化を予防する効果も確認されています。時間の経過とともに感染予防効果や発症予防効果が徐々に低下する可能性はありますが、重症化予防効果は比較的高く保たれていると報告されています。

参照:ワクチンの効果『新型コロナワクチンQ&A』ー 厚生労働省

私の個人的決断:4回目の接種を受ける

もし厚労省が言うように、ワクチンがウイルスへの感染から身を守る点でも有効であるのならば、ワクチンによってもたらされる後遺症を発症する可能性を考慮に含めても、私は前回の感染から3ヶ月が経過した時点で接種を受けようと考えている。

その理由としては、やはり感染を防ぐに越したことは無いと考えるのと、2度目以降の感染では、重症化や、後遺症をもたらすリスクが高まるとするデータが出始めていることがある。

ワクチンの接種に関しては、日本でもカナダでも陰謀論的な論調があり、一体何が正しいのかを判断するのはもう我々一般人には困難な状況にあるように思われるものの、自分の身を守る為にはその限られた情報の中で何を信じるべきかを自ら選択する他無い。

日本と比較して低水準にあるカナダの3回接種率と、3回の接種を済ませている人でも、私のようにその接種から一定の時間が経過しているケースが多い、つまり抗体価が下がっていると考えられることから、今後また国全体が大規模感染に陥る可能性が無いとは言えない。その時再感染してしまえばどうなるか?前回のように普通の風邪と大して変わらない症状で済むのか?

打つとも、打たなくとも、そこに運任せの要素が含まれようと、感染症やワクチンのみに限らず、普段から運に左右されながら生活をしている訳で、完璧を求めるにはまだ時間がかかることが分かっている以上、その過程でどうするべきなのかは、結局のところ自分で決めなくては誰も決めてくれないのが事実だ。

だから、誰かがワクチンを接種しないと決めたとしても、それはその人が自分の健康の為と考えて出した決断だと思うから何も追求する必要は無いし、それと同様に、私も自身の健康のことを考えて4回目の接種を受けることにする。

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