結局申請当時に公表されていた所要時間とほぼ同じ
待てども待てども変化が無い・・・。
いつの頃からか、いい加減諦め気味になって確認するのさえ億劫に感じていた進捗状況。それが最近になってとうとう更新された。
4月上旬に市民権テストを受けた時には、その後すぐにでも審査が終了するものだと思っていた。しかし実際にはそれから4ヶ月を経てようやく今に至る。
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この間随分と長く待たされたような気分になっていたのだが、去年の9月に申請を出した際、全過程に要する時間は約1年と移民局のサイトで案内されていたから、ほぼその通りに進んで来たということになる訳だ。
現時点(2022年8月)で申請を出した場合の所要時間を改めて見てみると26ヶ月もかかるらしく、その半分以下でここまで到達できたのは充分上出来であると捉えるべきなのだろう。
実際には何年も結果を待ち続けている人が居る
まだ宣誓式のセッティングを待つ身であり、それまでにあとどれだけの時間がかかるのかも分からない状況にあるとは言え、このコロナ禍の最中に、少なくとも審査というステップを11ヶ月で済ませることできたのだから悪くない。
この日を迎えるまで、他の人はどれだけ待たされているのだろうかと、何度もネット上の掲示板を繰り返しチェックしていた。すると、中には3年以上も待ち続けているという人も居て、そんな彼等の辛抱強さを見せられる度、私は申請してからまだ1年にもならないではないかという思いと、自分も同じように長い時間待たなくてはいけないのだろうかという不安が交互にやって来ては苦しめられた。
問題は、そうした何年も首を長くして待ち続けている人達に、これと言った共通項を見出すことができなかった点にある。一体何が原因でそこまで時間がかかっているのか、単に運が悪いだけなのか、私には答えが見つからなかった。
だから、こうして審査が無事終了しても、私と彼等の間には共通項が無かったのか、それとも私の運が彼等より少しばかりよかったのか、結局のところは分からずじまいだ。そのいずれにせよ、審査に通ったことをひとまず素直に喜ぶとしよう。
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宣誓式を待つ心境
市民権を申請するかどうか、何の為に申請するのか、随分と時間をかけてそういったことを考えたはずだったのに、いざ取得の時を間近に控えてみても、これと言って複雑な感情も無ければ、何か感慨深いものがある訳でもない。ただ待っているだけのどっちつかずの状態におさらばできるとの思いがあるだけだ。
今はまだ、カナダの市民権を取得するよりも、日本国籍を失うことに重さを感じ、かと言ってそれが寂しいなどという感情を覚えるのでもなく、今後待ち受ける数々のタスクをどのようにこなして行くのかを考えていて、宣誓式は私にとって一つの境界線のように映っている。
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宣誓式自体はコロナの影響でオンラインで実施され、全く味気の無いものだろうから、そこに私が期待するに値するような「何か」があるとも思えないのは少し残念だ。
今できることは、そこで初めて歌うことになるカナダ国歌を練習しておくぐらいだろう。どうせヒマなのだし、この際英語バージョンだけではなくて、フランス語バージョンも覚えてしまおうかと思っている。