アメリカ発日本行き 別切り航空券で移動を試みた結果

デトロイトからシカゴを経由して羽田への移動に購入した航空券。事情により片道で買うことを迫られた私に残された選択は、デトロイトからシカゴ、そしてシカゴから羽田で別々に手配するという方法だった。

シカゴでの乗継時間は3時間

まずはデトロイトからシカゴへ。そしてシカゴから羽田まで。シカゴオヘア空港での乗継時間はちょうど3時間。

出国審査が必要無いアメリカだから、普通に通しで購入していれば時間を持て余してしまう程だ。

ところが今回は別切りでの購入。つまり、デトロイトからシカゴで一つの予約、シカゴから羽田でまたもう一つの予約と別々に購入している(詳細:『北米からの一時帰国に別切り航空券を購入しなければいけなかった理由』)。万が一、デトロイトからの便に遅延や欠航が発生しても、次のシカゴ発羽田行きの便への搭乗が保障されずに、最悪その分の航空券を無駄にしてしまうことになる。

これまでにもこういった形での購入経験は少なからずあるものの、やはり運任せであるのは否めず、特に今回は日本到着翌日にまた別のフライトを手配していたこともあって、どうにか無事に飛んでくれるようにと願っていた。

結果:問題はデトロイトで即解決

ところが、私の心配など全くの杞憂だと言わんばかりに、初めの出発地点であるデトロイトで問題はあっさり解決してしまった。

デトロイト空港のユナイテッド航空カウンターにてチェックインした際、乗継便の予約を別に入れていることを告げると、スタッフの方がその搭乗券まで発行し、受託手荷物も羽田までスルーで運ぶよう手配してくれたのだった。つまりはこの時点で乗継便への搭乗が保障されたことになり、私のそれまでの不安もきれいに解消したのだ。

私も経験が無い訳ではなく、そのように対応してもらえるのはあくまで想定の範囲内ではあったものの、面倒なのか何なのか、実際にはそれぞれのスタッフで対応がバラバラなこともあり、もしデトロイトで対応してもらえなかったら、という不安は少なからずあった。

その場合はシカゴでスーツケースを一旦ピックアップした後、あの大きな空港の中を移動して改めてチェックインし、羽田行きの搭乗券も出してもらう必要があったのだから、単にその搭乗が保障されただけでなく、ここで一気に時間と手間も省けたのだからありがたかった。

結局はありあまった時間

こうして搭乗券の発行も済ませてもらい、スーツケースもスルーでそのまま日本へ。そしてデトロイト発シカゴ行きのアメリカ国内線は、定刻に出発し、定刻に到着してしまった。

その他多くの乗客にとってはそれでもいいのだろうが、私にはまるまる3時間もの長い時間が残されたことになった。シカゴのオヘア空港はこれまでにも何度か利用している分勝手こそ知っているものの、知っていたからと言ってそこで何かするようなことがあるのかと聞かれると、実のところ私には何も思いつかない。

少なくとも私が利用したことのある北米の空港というのは、まるでエンターテイメント要素が無いばかりか、人が多くて雑然としており、それこそ鉄道の駅と何ら変わらないような代物だ。まさに北米に於ける飛行機輸送のイメージそのもので、もう少しは特別感が欲しいと思う私だがどうしようもない。

だからなのか、あの日シカゴの空港でどのようにして時間を潰したのか、今になって思い起こそうとしてみても、その記憶もすっかりどこかへと消えてしまったかのよう。

別切りでの購入は避けるに越したことは無い

これまでも、そして今回も、特に問題無く乗り継げたとは言え、そんなものは結果論に過ぎない。やはりできることなら別切りでの旅の手配は避けたいところ。

どうしてもこのような航空券の買い方をせざるを得ないのであれば、相応のリスク回避策も準備しなければいけないし、その為には別に費用が発生してしまうケースだってある。それでも本当に別切りにしなければいけないのか、そうするのが妥当な判断なのか、明確な答えを出せないぐらいならば避けるのがベター。自分で手配するのでもそう感じている以上、人様に前向きにお勧めするようなことはあり得ない。

次回の旅は日本への一時帰国になるはず。その時はもう別切りなんてしなくても済むことを願う。

(そう書きながら、何故か「もう恋なんてしないなんて 言わないよ絶対」というフレーズが聞こえて来た気がするのは不吉過ぎる・・・)

関連記事:『北米からの一時帰国は出発地点に融通を利かせて安くあげる』

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